廣田家の由来 | |
明治の終り頃 今の四ッ橋に「廣田家」という旅館が有りました | |
その旅館の主人の姪にあたる「前田かめ」は旅館の仕事の手伝いをしていましたが | |
大正の初め その旅館が道路拡張のため 立ち退く事になったのです | |
大正4年(1915年)「前田かめ」は従姉妹の「つる」さんと 住吉公園で茶店を開き | |
住吉大社の参拝者や 住吉公園の来園者に向けて 商売を始めました | |
同じような茶店が並ぶ中 他の店とは違う物をと売り出したのが「豆めし」でした | |
炒った大豆を割って皮を取り、塩で味を調え炊き上げた 豆めし | |
評判が良く 廣田家の名物になりました。 | |
ハスの葉を使った「ハスめし」等も試作しましたが 評判は良くなかったそうです | |
大正6年(1917年)「つる」さんは 天王寺に店を構え「かめ」は現在の場所に店を構え | |
旅館の屋号だった「廣田家」を譲り受け 天王寺の「廣田家」 住吉の「廣田家」 | |
として 従姉妹どうし頑張って店を盛り立ててきたのでした。 | |
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住吉廣田家 創業者 前田 かめ (1882-1969) |
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1960年頃 撮影 | |
昔の廣田家の写真はこちらに |
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天王寺の廣田家さんは 2003年10月15日 廃業されました |
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